千刈ダム 〜 大岩ヶ岳(384.3m) 〜 武庫川左岸道
コース概念図 コース断面図
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2005年03月29日 (火曜日)曇り一時雨後晴れ メンバー:単独
歩行距離 14.5q/歩行時間 5時間00分 (休憩時間 0時間39分) 所要時間 5時間39分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:19 昨晩の天気予報では降水確率が20%だったのですが、JR道場駅に降り立ったときには小雨がパラつき、上空は鉛色の重そうな雲が一面に覆っています。 酷く濡れる程ではありませんので雨具はまだ必要なさそうです。

準備が出来たところで大阪方面に向かってスタートします。

10:21 進行方向を少し戻り、東側の踏切を渡ってひとまず千刈りダム方向に足を運びます。
10:35 景色を楽しみながらノンビリ歩きますと、15分程で東山橋への分岐に着きます。
10:43 ここを左に採って波豆川の右岸を辿りますとすぐに神戸市千刈貯水場です。
昨年の台風の影響でここから先は通行止めとなっていましたが、さすがにこの日には「通行止め」の看板も撤去されていました。

※今年も桜の通り抜けシーズンが間近ですので、それの間に合わすように整備されたようです。

※塀沿いのコースから浄水場の中を窺いますと既に花見の準備を終えたのでしょう、開花を待つ桜の木々が正装して出番を待ちかねています。
10:45 川沿いの右岸道をフェンスに沿ってダム方向へ進みます。
上空を覆っていた鉛色の雲もずっと東の空へ移動しましたので、明るい太陽が顔を覗かせますと一瞬の内に周囲が暖かい風景で満ちあふれてしまいます。
10:50 前方には見上げるばかりの巨大な堰堤から勢いよく水が流れ落ちています。
そしてすぐ前にはこれから渡る「千刈橋」が堰堤を背景に迎えてくれます。
10:51 「千刈橋」を渡り掛かりますと正面左岸左手に人工滝が飛沫を上げながら猛烈な勢いで水を吐き出していますので、少し眺めてから橋を渡ります。
10:57 対岸(左岸)を50mばかり戻るように辿りますと、フェンス沿いの小径がやや急な登りで現れますのでここから取りつきます。
10:59 すぐ小さな滝が左手に見える頃、浄水場方向から大勢の話し声が聞こえてきます。
沢を横切って左の尾根を大きく捲いて辿ります。

※今日の山頂ではノンビリ食事を採ることが難しそうです。

11:07 すぐに見晴らしの良い尾根筋に出て、暫く景色を楽しみながら辿りますと右手に大岩ヶ岳東南側ルートへの分岐が現れますが、今回は真っ直ぐ進みます。
やがて左手眼下に水を湛えた千刈ダムが見え出しますが、見慣れたエメラルドグリーンではなく少し濁っているように見えます。
11:09 快適な自然林に囲まれた尾根道から、やや急な下りに変わります。
11:15 再びどんよりとした鉛色の雲に覆われますが、雨は何とか持ちこたえているようです。
小さな沢を越え、もう一度尾根道に登り返しますと木の間越しに羽束山が見え隠れしてきます。
11:23 2〜3度のアップダウンを繰り返して順次北側の尾根に移動しますと、ダケたやや急坂の登りが待ち受けています。
11:25 尾根に登り着きますと、この時にはダム湖を見下ろせる場所に一張りのツェルトが設営されていました。
11:27 すぐに「大岩ヶ岳」への登り口が右手に別れますので、右へのルートに入ります。
ここを真っ直ぐに行きますとダム湖を周回するコースです。
右へのルートを一登りしますと正面に大らかな大岩ヶ岳が姿を現します。
11:33 さらに尾根筋を5分も辿りますと前方が開けて来ます。 そして正面に「羽束山」が特長のある山容を見せてくれます。
11:37 少しずつ勾配が増してきますと、やがて露岩帯の急坂登りが現れますのでここはペースを乱さないようユックリと高度を稼ぎます。
11:47 再び青空が拡がり太陽が顔を出しますと気温も急上昇し、汗が吹き出してきます。
勾配がやや平坦になった尾根筋を進みますとピークに到着しますが、残念なことに大岩ヶ岳山頂ではありません
※ピークからは右に大岩ヶ岳、その左に大岩ヶ岳東の岩峰、そしてさらに左には馬の背岩稜が拡がっています。
11:52 左へ少し下って、一旦大岩ヶ岳との鞍部まで降り立ちます。
11:56 2〜3分も登り返しますと山頂直下の岩場が見えてきます。
11:58 - 12:04 急な岩場を上り詰めますとすぐ大岩ヶ岳(384m)山頂に到達します。

※山頂では二等三角点(点名:千苅 標高:384.09m)が出迎えてくれます。

※山頂からは西に六甲の連なりや丹生山系が、北には羽束山や大船山が特長のある姿を見せてくれますのでユックリと素晴らしい北西に拡がる大パノラマを楽しみます。
12:06 山頂で眺望を充分堪能した後は北側に続く岩尾根を下ります。
12:12 5分程で小さい峠に着きます。 一部の山歩きサイトでは“五辻”と紹介されていますが、正しくは2カ所の分岐で一つ目の四つ辻で東の尾根筋へ数メートル進んだところに二つ目の分岐があります。
12:15 この二つ目の分岐を左斜め方向に進みますが、ここで二俣を右の尾根筋に採りますと丸山方面に続いています。
12:17 倒木で歩きづらい山腹をトラバースして前方に見える鞍部に向かいます。
12:25 - 12:58 鞍部からは左手(北側)の尾根筋を辿る踏み跡を大岩ヶ岳東の岩峰のピークに立ちます。
※山頂からの眺望を独り占めしながら暖かい陽光の下での昼食タイムです。
13:05 食後は北側に横たわる馬の背岩稜から北側のかすかな踏み跡をたどってヤブ漕ぎのスタートです。
13:22 岩尾根の灌木をかき分けながら15分も下りますと水の涸れた谷筋に降り立ちます。
13:25 ここからは涸れた沢を倒木に遮られながら北へ緩やかに下って行きます。
13:27 やがて小さなせせらぎとの出合に着きます。

対岸(右岸)には千刈ダムと酪農センタを結ぶ少し荒れた道が通っていますので、沢を右岸へ渡ります。

13:28 荒れたルートですが手許の地図にもハッキリと実線で示されています。
途中コースが途絶えますが、対岸(左岸)に踏み跡程度の細いコースが付けられていますので、左岸へ渡り返して檜の植林帯を沢沿いに辿ります。
13:37 再びコースが消えますがここでも対岸(右岸)に荒れて下草の繁った踏み跡が見えますので右岸へ渡り踏み跡をたどります。
13:46 出合から20分で両側に迫っていた山裾が開け、小さな田園風景が拡がっています。

左手のササ原に標示板が設置されていますが現在地が明記されていませんのでよくわかりません。
右手に見える民家風の建物が酪農センタであろうと地図で判断します。

13:49 酪農センタ(?)の前から南東方向へ真っ直ぐに伸びる静かな農道をしばらく辿ります。
13:51 やがて前方に境野(?)の集落が見えてきます。 電柱(玉瀬38R34)前のY字路から左の舗装道路をノンビリ歩きます。
13:56 民家が途切れますと広々とした長閑な田園風景が展開します。
すぐの分岐を右(南)方向へ曲がって右に総合植物センタを見ながら、川下川に続く舗装道路を進みます。
14:03 5分少々で堺野大池を左に見送ります。
14:11 3m幅の舗装道路を道なりに歩いていますと行く手正面に丸山が見えてきます。
14:13 やがて道は砂利道に変わり、丸山を回り込むように直角に右へ曲がりますが正面の車止め横から直進している細い道に入ります。
14:15 道らしき踏み跡が丸山の東側に拡がるササ原の中を南に続いていますので、ササをかき分けながら赤いテープを拾うように辿ります。
14:18 ヤブ道の中に突然堰堤が現れますので右から捲いて下流に続く沢沿いを歩きます。
14:21 テープに誘導されてせせらぎを右岸から左岸へ渡ります。
14:24 その後も3度4度とせせらぎを渡り返しながらテープを拾って、丸山東面の谷筋を下流へ辿ります。
14:29 谷が狭くなってきますとテープも見かけることが出来なくなりますが、沢の川底が平らな岩盤になっていますので滑らないように注意して直接岩盤の上を歩きます。
14:40 小さな滝も現れますが危険はありませんのでユックリせせらぎの音を楽しみながら岩混じりの沢筋を辿りますと、やがて丸山西側から岩尾根を通るコースと岩場の下で出合います。
14:40 右手には以前歩いた岩場からの急坂コースが沢の対岸から合流してきます。
14:46 さらに5分程で川下川沿いの舗装道路に合流しますので、右(南)に向かって舗装道路を辿ります。
15:07 ダラダラと舗装道路を20分も歩きますと川下川ダムの堰堤に着きます。 ダム入口を30mも通り過ぎますと昨年の台風で被害のあった崖崩れ場所がありますが、相変わらず修復されずに土石が道路を埋め尽くしたまま放置されています。
今回も瓦礫を乗り越えて先に進みます。
15:29 福知山線の橋梁のところで道路は大きく右に曲がりますので、今回でも左手のガードレールを跨いで武庫川左岸へ降り立ちます。
15:21 最初の難所も足下に注意しながら岩壁をヘツリます。
15:24 川原の瓦礫帯を通り越しますと2番目の難所が待ちかまえています。

正面に見える窓を固定されたロープに助けられながら乗り越えます。

15:28 後は平坦で快適な左岸沿いの道を辿りますが、対岸(右岸)には廃線跡の旧トンネルが山肌に口を開けているのが見えます。
15:32 快適な山腹の山道も一旦崖崩れのところで狭くなりますと、すぐガードレールで遮断された3m幅の砂利道に出ます。
15:41 ここからは2m幅の平坦な砂利道を辿ることになります。 すぐ武田尾第1トンネルと第2トンネルを左上に見やりながら左岸道を歩きます。
15:48 5分程で紅葉館の建物が見えてきますと、やがて福知山線の鉄橋が見え隠れしてきます。
15:52 舗装道路を10分も辿りますと、依然として台風に痛めつけられた赤橋跡が今でも無惨な姿をさらしています。
15:53 すぐ廃線跡のトンネルを潜ります。
15:58 トンネルを抜けますと今回のゴール武田尾駅は目の前です。
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