猪名川不動尊 〜 高岳(720.8m) 〜 湯小屋の森
コース概念図 コース断面図
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2005年03月26日 (土曜日)曇り後晴れ メンバー:単独
歩行距離 11.8q/歩行時間 3時間28分 (休憩時間 0時間34分) 所要時間 4時間02分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:56 能勢電・日生中央駅から阪急バスに揺られて杉生(すぎお)バス停まで30分、軽く身体をほぐして準備が整ったところで薄曇りの空を見上げてスタートします。

※交差点のすぐ西南側にはコンビニもありますので、食料の調達には事欠かないようです。

11:01 バス道を20m程戻って、杉生の交差点を東に向かい猪名川に架かる高橋を渡ります。 すぐ南側には府道602号(島能勢線)が並行するように走っています。
11:07 舗装はされていますが静かな山麓沿いの平坦な道をノンビリ辿りますと鎌倉の集落が見えてきます。 すぐ南側から先程の車道が少しずつ近づいてきます。
11:10 やがて車道に合流しますのでここからは車に注意しながら道端を辿ります。
11:15 お花見の準備でしょうか、道路脇の桜並木にはいくつもの提灯がぶら下げられています。

正面左には、猪名川変電所の通信アンテナが見えてきます。

11:17 スタートして20分程で道路が左右に分かれますので車道と別れて左の猪名川変電所への道路を進みます。
11:21 すぐ巨大な猪名川変電所が正面に見えてきますので、道なりに変電所の西側を辿ります。
11:22 さらに北側へ回り込むと少しずつ高度が上がってきます。
11:26 変電所北側へ伸びる高圧線に沿うように左へのやや急な舗装道路(猪名川不動尊への参詣道でしょうか?)を進みます。
11:28 簡易舗装された平坦な道が緩やかに北方向に延びて行きます。
11:33 5分も歩きますと右への分岐が現れますが、手許の地図には載っていない分岐ですのでここは流れに沿って直進します。
さらに20mも歩きますと右手に砂防堰堤を見送ります。
11:42 10分近くで川沿いに小さな小屋が現れますが、地元の方が整備用具置き場として利用されているのかも知れません。

※手許の案内所には「栗園の小屋」と書かれています。

11:43 明るい杉の植林帯をせせらぎの右岸沿いに緩やかに登って行きます。
11:45 再び右手に関電巡視路が分岐しますが地図のルートとは少しずれているようですのでここも直進します。
11:46 - 11:53 やがて猪名川(鎌倉)不動尊が見えてきますと道標はありませんが右手前に細い踏み跡程度の道が現れます。 山腹を捲くように登っていますのでこれがおそらく高岳への登山道だと思いますがここは一旦不動さんに立ち寄りますので左の道を辿ります。
11:47 不動滝への入口ではまず不動尊の謂われが書かれた案内板が出迎えてくれます。
※案内板には「鎌倉の執権北条時頼が暫くこの地に居住していたことから“鎌倉のお不動さん”と呼ばれた事、明治29年の水害で流出したものを昭和31年に再建された事」と説明されています。
※この地の中心にある不動滝は落差が5m程ですが“静寂”という言葉がピッタリで、ただ滝の落ちる音だけが耳に飛び込んできます。
さらに一番奥まった岩壁には不動尊石仏がひっそりと見下ろしておられます。
11:54 滝の入口まで戻りますと何やら細い階段道が山肌を登って行きます。 ひょっとすると今回の取り付き点かも知れませんのでこの道を辿りますが、ものの5mも登ればよく踏まれた山道(先程の登山道?)に合流しますので左に辿って滝の上部を捲いて通ります。
11:56 山道は沢を数回渡り返しながら右岸を辿ります。
朝から重い雲に覆われていましたがここで細かい霧雨が降ってきました。 朝の天気予報では降水確率0%と放送していたのに・・・・
11:58 依然として道は背の低い自然林の中を登って行きますが、5分も歩かないうちにトタン張りの小屋を右手に見送ります。
12:01 やがてコースは沢の左岸から離れ、右手の谷筋をなだらかに登って行きます。
12:03 不動滝を後にして10分弱で谷筋のコースから右へ関電道が分岐していますので、ここで右の関電巡視路を辿ります。

※空を見上げますと雲が切れて青空が顔を覗かせています。

12:04 すぐのところで初めて「高岳⇒」の案内道標が現れますので山肌を捲くように登る急なコースを進みます。
12:10 5分程で右手上部に送電鉄塔(丹波線110)が見えてきますと、コースは左から回り込むように鉄塔の下に辿り着きます。

※ここからは南方向に素晴らしい展望が開けています。

12:18 コースは高岳から南に延びる尾根筋を登りますが、自然林に囲まれたやや平坦な尾根道ですのでノンビリと進みます。
12:22 送電線の下を縫うように足を進めますとやがて2本目の鉄塔(丹波線88)に到着します。

※ここからは更に優れた南方向の眺望を楽しむことが出来ます。

12:29 どんどん高度が上がります。 2番目の鉄塔から5分少々登りますと木の間がくれ二本の送電鉄塔が見えてきます。 左手に見える赤白に塗られた鉄塔のあるところが山頂です。
12:32 最後の登りでは山頂直下の露岩が出迎えてくれます。 すぐ緩やかな尾根筋になりますが自然林に遮られてほとんど見晴らしはありません。
12:35 露岩から3分で右に「ナルタキ山」への分岐が別れますが、今回の下山コースですので今は左へ「高岳」山頂を目指します。
12:36 - 13:03 高岳山頂に登り着きますが、ここでもやはり自然林に遮られて視界はあまり利きません。
山頂の三等三角点(点名:鎌倉 標高:720.8m)をソッと踏んで20m程西にある送電鉄塔の下で昼食タイムとします。
鉄塔下には既に10人程のパーティが食事の最中で楽しそうな話し声が飛び交っています。
鉄塔からも樹木が成長したためでしょうか、木の枝が視界を遮りますのであまり展望には恵まれません。
それでも少し広い隙間を探して南に特長のある大船山が同定できます。
食後は展望できるポイントを探して大野山や堂床山方面を少し眺めます。

※画像は鉄塔から山頂方面に繁る樹木で、目では何とか見えるのですがこれらの木々に遮られてカメラでは上手く写すことが出来ません。

13:05 食後は一旦山頂迄戻って、先程の「ナルタキ山」方向への抉れた急坂下りからスタートを切ります。
13:07 下りの途中にも少しですが素晴らしい展望を楽しみながら歩きます。
正面には「高岳」の東に横たわる剣尾山(右)と横尾山(左)が枝の隙間から垣間見ることが出来ます。
13:08 さらに尾根筋からは大阪府の最も北に位置する「深山」が大らかな山容を見せてくれます。
13:09 やがて荒れた急な階段道を100m程下って鞍部に降り立ちます。
13:11 鞍部からは高山を思わせるような一面のササ原が目を楽しませてくれます。 コースの左側には一面のササ原と鹿除けのネットが、また右側には檜の植林がコースを挟むように続きます。
鞍部には右への分岐があって樹林の中を“中山峠”に下っています。 今は直進して「ナルタキ山」方向へ向かいます。
13:17 再び自然林に覆われた尾根筋を5分程進みますと分岐が現れます。
直進は道標がありませんが地図では林道へのルートのようで、右方向には「ナルタキ山⇒」と表示されていますので右へ分岐します。
13:19 道は相変わらず平坦で快適な自然林の中を府県境に沿った尾根道を辿ります。
13:21 少し登りに掛かる頃、コースの中央を大きな岩が露出している所を通ります。
13:27 緩やかに登り切ったところで自然林に覆われた700m峰に着きますので、ここからは道なりに左への急坂を下ります。
13:31 左は自然林で右が檜の植林帯に沿って緩やかな尾根道が続きます。
13:34 少し下ったところで林道に合流します。 林道を直進すると「ナルタキ山」方向ですが、ここですぐ右手の檜林を縫うような細い谷筋を「森上⇒」の小さな道標に誘導されて下ります。
13:35 コースは明るい樹林帯を縫って谷筋を下って行きます。
13:36 細い谷筋の踏み跡に沿って、忠実に檜の植林の中を下ります。
13:40 5分足らずで先程の林道(?)がコースを横切りますが、真っ直ぐ谷筋を下ります。
13:49 やがて簡易舗装された林道が沢沿いの左岸に現れますので、ここからは林道を辿ります。 林道の左側は杉の植林帯で右側は檜の植林帯とハッキリ分けて植えられています。
14:00 10分も下りますと瀬音が聞こえて来ます。 明るい樹林の道をせせらぎに癒されながらユックリと下ります。
14:04 右手に砂防堰堤が見えてきますとすぐ右手に日野集落の浄水設備が現れます。
14:06 樹林が開けて頭上が明るくなってきますと間もなく日野集落が目に付きます。
14:13 さらに風景が開けてきますと、正面に「三草山」の姿がクッキリと見えてきます。
14:18 日野の集落が途切れる頃左手前方に“庚申塔”がひっそりと佇んでいるのが目に入ります。
14:18 今日の山歩きも無事に終われる事をお願いしてその場を後にします。
14:32 山田集落に入りますと右手に朝別れた府道602号が見えてきます。
車道を避けて長閑な山裾の旧道を15分も辿りますと、下所(しもんじょ)集落が見えて見えてきます。
14:35 ここからは府道に合流しますが、この合流箇所に“湯小屋の森(祠)”が祀られていますので少しカメラ休憩を採ります。
※赤い鳥居以外には石で囲まれた小さな祠が祀られているだけですが、古来から色々な神事がここで執り行われたようです。
14:42 車道を5〜6分進みますと左に浮峠への道を見送ります。

※浮峠を越えると剣尾山や玉泉寺そして“能勢の里”へと続いています。

14:54 今西バス停を通り過ぎて今日のゴール森上に近づいてきますとやがて“岐尼神社”を左に見送ります。
14:56 さらに車道を辿りますと左前方に郵便局が見えてきます。 森上の交差点まで来ますと運のいいことに前方からバスがやってくるのが見えました。
14:58 交差点を右折したところが“森上バス停”ですので、今回はバス待ち時間ゼロでゴールに到着です。
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