城山谷登山口 〜 雨山(312.0m) 〜 ほの字の里
コース概念図 コース断面図
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2004年09月18日 (土曜日)晴れ後一時雨 メンバー:4名
歩行距離 10.2q/歩行時間 4時間07分 (休憩時間 1時間28分) 所要時間 5時間35分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:10 南海バスの犬鳴山温泉行に乗って土丸バス停で下車した所から今回はスタートです。
10:12 バスの進行方向に30m程進み、阪和自動車道が見えるところで左に入ります。
10:14 すぐ現れる十字路では右に折れて南に向かいます。
10:18 道は細くなってここから地道に変わります。
10:19 “樫井川”に架かる新前川橋の東側を辿って阪和自動車道の下を潜ります。
10:46 暫くは“樫井川”の右岸に沿って歩きますがすぐ樹林帯に変わります。
10:21 道は適当に整備されているようですが、“自然公園”の割には案内表示が全く見あたりません。
10:24 いかにも里山らしくすぐ道端にはアケビが青い実をつけています。
同じようにまだ青いイガに包まれた栗も見受けることが出来ます。
10:26 やがて分岐が現れるところで初めての道標が現れます。 “←土丸城趾”を指し示してくれますので、ここで左の道を登ります。
10:27 コースはいきなり急勾配をジグザグに登り出します。
10:32 少し荒れてはいますが、よく歩かれた道で下草などもなくいつも悩まされる蜘蛛の巣もここでは張る暇がないようです。
10:38 コースには砂防を兼ねて丸太組の階段が作られていますが、上側の土が流れてしまってまるでハードルを越えるようにして急坂を登りますと、やがて右手が開けたところで送電鉄塔の建つ小広い台地につきます。
10:46 相変わらず急坂が続きますが、今までの階段道から岩尾根のコースになりますので展望は少しずつ開けてきます。
10:51 先程まで上の方に見えていた稜線がすぐ目線の近くまで降りてきましたので、後少しの急坂をノンビリ辿ります。
10:54 - 11:03 鉄塔下から15分程も急坂を喘ぐと尾根上の台地に登り着きますのでここで最初の休憩を採ります。
11:07 緩やかな草原状の稜線を5分程道なりに進んで行きますと、前方にコンモリとした茂みのある広場に到着します。 ここが最初の目標地点「土丸城趾」です。
11:09 - 11:16 少し整備が出来ていないようで、ベンチなども備わってはいるのですが全体としては下草に覆われていますので“山頂広場”とまでは言えそうにありません。
11:10 石の鳥居を潜りますと「忠烈」の」碑(左の画像)と小祠が目に付きます。

※手元の案内書によりますと、南北朝期の合戦のあった場所(兵どもが夢の跡?)で楠木一族の橋本正高が祀られていると記されています。

11:17 祠の裏から自然林に覆われた稜線を緩く一旦コルまで下ります。
11:24 そして再び少し急で見晴らしの良い岩尾根を登り返します。
11:27 岩尾根から振り向くと、先程立ち寄った土丸城趾のあるピークが意外と急峻な山容を見せてくれます。
11:32 やがてなだらかな稜線を辿りますとT字路に突き当たります。 手元の地図には載っていない分岐ですが、小さな道標が“←泉佐野 雨山→”と指し示してくれますので右のルートを進みます。
11:34 緩く左へ捲くとまた岩肌に付けられた少し急なコースが迎えてくれますので、展望を楽しみながら登ります。
11:36 すぐ樹林のコースになりますが、合戦に備えたものでしょうか?右手に当時の井戸跡が残っています。
11:36 ※上から覗いてみますと水は涸れずに今も湧いて(?)いるようです。
11:38 井戸跡を過ぎればすぐに“月見亭”への分岐を右に見送ります。
11:39 ものの10mも登らないところで右手に“千畳敷跡”がありますが、整備されていませんので少し広い草広場といった所でしょうか。
11:41 すぐ先にT字路があります。 ここも道標は設置されていませんが左が山頂のようですので一応左の坂を登ります。
11:43 - 12:40 10mも登れば休憩小屋が正面に見えます。 雨山城趾本丸跡のある雨山山頂に着きましたのでここで昼食タイムです。

※予定ではここから25分ほどの「小矢谷山」で昼食の予定だったのですが、結果的にはここでの昼食が正解でした。

※案内板(左の画像)には“・・和泉地方における南朝方の拠点、雨山城として山城が築かれ・・”と書かれています。
12:41 食後は先程のT字路まで戻って真っ直ぐ樹林の中を進みますが、ここで予定コースを外れることになってしまいます。

本当は“千畳敷跡”を抜けるか、あるいは“月見亭”への道を進むことが正解だったようです。

12:42 道端には明らかに最近建てられたと思われる“町石(一町)”が佇んでいます。 この町石は山麓の“成合(じょうごう)神社”まで続いているようです。
12:43 よく利用された参道(?)を快適に降って行きますと石の鳥居が出迎えてくれます。
12:45 さらに緩やかに下りますと比較的古い“町石(二町)”を左側に見送ります。
12:46 道が3m幅の広い道になって来ますとまもなく分岐が現れます。 道標には“成合方面→”と書かれていますのでここを右へ曲がります。
12:48 すぐに次の分岐が左に別れますが“←馬場跡”となっていますのでここは立ち寄らずに真っ直ぐ進みます。
12:49 道が左へ折れるところで真新しい“町石(三町)”を右にやり過ごします。
12:51 左手に杉の植林が現れますと“町石(四町)”を過ぎます。 まるで“町石”に合わせて周囲の情景も変わっていくようで少し不思議な気がしてきます。
12:54 緩やかな降り道も左手に“町石(五町)”が見えると少し勾配が増して階段道に変わります。
13:09 10分近く続いた階段道が途切れますと頭上を覆っていた樹林も開け、左手に灌漑用の池をやり過ごします。 次いで“阪和自動車道”を潜りますと舗装された分岐が現れますので右の自動車道に沿った道に入ります。
13:15 5分程で再び阪和自動車道の下を潜って山裾の道を進みます。
13:19 やがて舗装道路と交差しますので右に折れます。
13:25 舗装された道路を5分少々歩きますと右手に“奥山雨山自然公園”の駐車場をやり過ごします。
13:26 すぐ右手に“西ハイキングコース登り口”が現れますが、ここでも直進して“下永楽ダム”広場方向へ向かいます。
13:26 春には桜の名所と思われる桜並木を左(東方向)へ進みます。
13:28 やがて“下永楽ダム”の水門堤前を横切って“見出川”の右岸に渡ります。
13:34 - 13:42 舗装道路を5〜6分も歩きますと左の谷筋に“東ハイキングコース登り口”が現れます。 ここで取り付く前に何度目かの休憩を挟みます。
13:42 登り口からはいきなり今日のコース中で最も急坂の丸木組の階段登りが始まります。
13:46 整備はされているのですが段差が高く、小さな子供やお年寄りには決して親切なコース設定ではありません。
13:51 登り口に取り付いて10分程で“東ハイキングコース”の稜線に登り着きますが、ここにも地図に載っていない分岐があります。 また道標もありませんが展望台のある右方向へ進みます。
13:53 コースは岩尾根歩きや眺望が楽しめますので、時たま通り過ぎる風に爽快な気分を味わわせて貰いながら足を進めます。
13:58 見晴らしの良い稜線コースですので、和泉葛城山をはじめ和泉山脈を眺めながらアップダウンを楽しみます。
14:12 途中の道標がない分岐で少し手こずりますが稜線を登ったところで“西展望台”のあるピークに着きます。
14:20 展望の良い稜線ですのでわざわざ展望台に登る必要もないと判断してここは引き続き景観を楽しみながら稜線を辿ります。
14:21 小石混じりのザレた稜線は背の低い松の木を縫って歩きますので、ミニアルプスをイメージしながらノンビリ歩きます。
14:24 樹林帯になって眺望も利かなくなって来れば道が交差する峠に到着します。 道標には“←芝生広場 永楽池→ 町営斎場方面↑”と案内されていますので、ここは直進して斎場方面へ進みます。
※左の画像は四つ辻から左後方を振り返って写した道標です。
14:47 こちらのルートはあまり歩かれていないようで、先頭を歩くメンバーの顔や手に蜘蛛の巣が頻繁にまとわりついて来ますのでステッキで振り払いながら展望の利かない山道を辿ります。
14:49 雑木の中の急な下りになってきますとすぐ舗装された林道に飛び出します。

※ここでやっと最初に計画していたコースに合流する事が出来ました。

14:52 山歩きと言うことではここがゴールと言うことになります。 あとはひたすら舗装された林道を東へ辿ります。
15:14 - 15:21 “秬谷(きびたに)”を過ぎて緩やかな勾配を登れば“セゴシ峠”に着きますので、ここで最後の休憩を挟みます。
2〜3分歩きますと左の道端に何やら曰くありげな石塔が目に付きます。 ここにも案内板がありませんが、手元の地図には“身代わり地蔵”と記されている地点ですのでお地蔵様と何か関係があるのでしょうか? 判らないままゴール目指します。
15:35 やがて右手に“大阪府立少年自然の家”への入り口を見送ると道は緩やかな下りに変わります。
15:41 5〜6分で左へカーブしますと“ほの字の里”の裏口(駐車場入り口)”が現れますので、こちらからゴールへショートカットします。
15:45 駐車場脇の階段を上がれば今回のゴール貝塚温泉「ほの字の里“湯の館”」に無事到着です。
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