提灯講山 〜 泉南飯盛山(384.5m) 〜 平井峠
コース概念図 コース断面図
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2004年08月28日 (土曜日)晴れ メンバー:4名
歩行距離 13.1q/歩行時間 5時間33分 (休憩時間 2時間05分) 所要時間 7時間38分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:08 ところにより台風16号の影響で雷を伴う強い雨が降るでしょうとの天気予報も一晩明ければ嘘のようにカンカン照り・・・
そんな中を南海本線みさき公園駅東改札口を出て国道26号を渡り、まず向い側の“岬ケ丘団地”を目指してスタートします。
10:15 舗装された道を50m程進むと緩い右カーブになりますので道なりに歩き
10:17 2分も歩けば十字路に出ますので、左手の“岬ケ丘団地”内見取り図で方向と道順を確認して左への急な坂道を登ります。
10:24 坂道を上りきったところが“ロータリー”になっていますのでこの十字路を左折して東方向へ向かいます。
10:30 真っ直ぐ歩いていくつかの十字路を直進してゆきますと、やがて一番最後に見える四つ辻を右折しますが
この辻には飯盛山コース⇒ と書かれた手作りの道標がかけられていますのですぐ判ります。
10:33 - 10:39 道が“くの字”形に右へ曲がるところで「飯盛山登山口」が左手に現れますので、持ち物の確認を兼ねて最初の休憩を取ります。
10:40 “低い山程勾配はきつい”の例に漏れず、いきなり自然林の中を急な登りが始まりますが幸い舗装路ではなく50p幅の地道ですので気分良く登れます。 ただ木陰の道も風がほとんど通らないため汗が噴き出してくるのも時間の問題と思われます。
手元の案内書によれば“年輩者や女性に人気のある山”と書かれているとおり、よく整備されてしっかりとした気持ちの良い道をグングン登りますがやはり陽が当たると見る見る汗が吹き出してきます。
10:55 15分も登ると、色んな船が浮かぶ大阪湾が一面に拡がって見えるようになり、ひとまず勾配も緩やかになって尾根筋に登り着きますと
10:57 道端に季節外れ(?)のアジサイが咲いて、一瞬蒸し暑さを忘れさせてくれます。
11:14 - 11:21 尾根筋を緩やかに登ってゆきますが、やはり暑さに逆らって歩くことは容易ではありませんので提灯講山の150m程手前の木陰で2回目の休憩を取ります。
11:29 さらに進んで右へ大きくU字形に曲がると下り坂に変わります。 ここには標識もありませんがすぐ右横にある灌木に覆われた見晴らしのないピークが提灯講山(198m)で
11:36 暫く行くと露岩や小松が点在する見晴らしの良い台地に着きます。 ここから正面には山頂に送電鉄塔の立つ「飯盛山(384.5m)」のコンモリした姿が目に付きます。
11:45 一旦道は下り坂になり、馬の背状の細い尾根を通り
11:48 次いで見晴らしの良い台地から10分程でこの尾根筋で一番低い最低鞍部をやり過ごします。
11:53 - 12:02 ここから「大曲山」の肩への登り返しが始まりますので3度目の休憩を挟み、岩角や砂地の多いきつい急坂を登るとやがて「大曲山」の肩を捲いて再び下り坂に変わります。
12:19 - 13:00 さらに5分程でなだらかな尾根道になりますので、少し風通りのよい場所を探して昼食タイムとします。

※暑さのため休憩回数と時間を多めに取ったことで計画より約25分遅れているようですがとりたてて影響はありません

13:16 昼食休憩で足の疲れも大分快復したところでやっと「飯盛山」への最後の登りが始まりますと上から人の話し声が聞こえてきて、やがて高仙寺コースからやってきたと仰る元気な女性3人連れとすれ違います。
13:21 - 13:33 コース脇の風景が灌木からササ原に変わってくると飯盛山(384m)に到着です。
山頂の木立の陰にほとんど草に隠れた状態で三等三角点(点名:飯盛山 標高:384.5m)がひっそりと埋められていますのでソッと踏みます。
山頂からの眺望は流石に素晴らしく、左手の紀伊半島から正面に横たわる淡路島や右手の神戸港が大きく拡がります。
13:35 広い山頂の南東側には小さなお地蔵様が祀られた石組みの祠があります。
13:36 昼食休憩が済んで山頂を後にすると鉄塔を潜って次の目的地、札立山を目指す事になります。
13:37 すぐの所で左に“淡輪分岐”を見送り
13:39 少し進むと今度は右に“関電保守道”が分岐しています。
13:42 山頂から5分も下りますと右手に“千間寺”跡の説明板と小さな鳥居が現れます。 察するところ鳥居の先が千間寺跡なのでしょうか? 遺物が今でも散乱していると案内されていますが、確かめることは控えてそのまま通り過ぎますが
左の画像が“小さな鳥居”で、高さは3m足らずの大きさです。
13:45 さらに2〜3分で左に“淡輪”方面への分岐が現れますが、目の前にある道標は「札立山」方面へのルートを大きく案内していますので、ウッカリすると左の分岐道を見落とすかも知れません。
左への分岐を案内する道標は遠慮気味に“←淡輪駅へ”と書かれていますが、西谷寺がある畑集落を経由して淡輪駅に通じています。
13:48 すぐに左下がりの中腹道を暫く進みますが、周囲には灌木の自然林が続きますので強い日差しを直接浴びることはありません。
13:49 尾根筋を緩やかにアップダウンしながら進んで行くとやがて“孝子札立分岐”に着きますが、飯盛山の山頂直下で出会った女性3人のグループが辿ってこられた孝子観音(高仙寺)は右方向になり、我々はここを左へ曲がり札立山方面に進む事になります。
13:53 道は少し狭くなりますが整備は行き届いているようです。 ただ通る人があまりいない(?)ためか、蜘蛛の巣が顔や身体にまとわりつきますので先頭を歩くメンバーがステッキで払いながら先に進みます。
14:08 緩やかな下り道から一転して急坂を登り返しますと少し見晴らしの良い送電鉄塔の下に出ます。
14:10 再びコースは下りとなりますが、今までの灌木の自然林から檜の植林帯へと変わって
14:28 - 14:35 一旦下った後はまた登り返しますので、平坦な場所で少し汗を乾かします。
14:43 ここからは暫くササに覆われた細い踏み後程度の道を辿る事になりますので足下と手や顔を切らないように注意しながら尾根目指して登って行きます。
14:50 ササ原を抜けて「札立山」が近づきますと細い道が右に分かれます。 “逢帰(あいがえり)ダム”へ下って“上孝子(かみきょうし)”に出るルートですが今は真っ直ぐ辿ります。
14:57 - 15:13 やっと平坦な台地状の札立山(349.3m)に到着です。 山頂には三等三角点(点名:札立山 標高:349.3m)が打たれ、木のベンチも置かれていますので少しノンビリと休憩しますが、予定では14時到着でしたので既に1時間遅れでの到着となりました f(^^;)
南には紀ノ川のゆったりとした流れを見下ろしながら、長閑かな一時を味わいます。
15:22 相変わらず緩やかなアップダウンを繰り返しながら快適な道を進んで行きますと、Y字形の分岐点が現れます。 鳴滝分岐で左へ進めば鳴滝不動尊を経てJR六十谷駅に続きますが、今は右の平井峠へのコースを辿ります。
15:26 なだらかな樹林帯の道を進んで行きますと視界の開けた広場に出ます。 5m程の“マイクロ波反射板”がありますので左から回り込んでやり過ごします。
15:29 やがて急な樹林帯を下りますが道幅が狭いので滑ったり踏み外さないように気を付けて下り
15:33 廻りの樹木が灌木に変わってきますと急な下り坂も少しずつなだらかになってきますが、相変わらず道は細く蜘蛛の巣に悩まされながら先に進む事になります。
15:51 - 15:56 せっかくここまで降りてきたのですが、またまた急な登りに変わります。 やがて左側が崩落してロープが張られた所で少し紀ノ川方面の展望が開けますがすぐに灌木に視界を遮られてしまい、10分程で平坦な樹林帯が現れますので何度目かの休憩を入れます。
15:58 すぐのところで前方が開けてきますが、T字状の分岐が現れますので道標に従って右へのルートを取ります。
16:00 目の前にコンクリート製の貯水タンクが現れますので、また道標に導かれて右へ中腹の巻き道を辿ります。
16:12 更に10分程歩を進めると再び貯水タンクが現れますが、右手にやり過ごしますと開けた広い道が正面に見えてきます。 麓の小学校の登山記念に生徒の名前が書かれた沢山の板が小枝にかけられているのが散見されますが、ここでも道標に従って右へ進みます。
16:23 - 16:33 折角の快適なコースもダラダラと同じような道を歩きますのでウンザリしてきます。 もう900m程で見晴らしの良い送電鉄塔に到着するはずですが、ピッチも上がりませんので樹林の木陰でひとまず休憩を取ってから先へ進みます。
16:48 歩き出して15分程でT字状の分岐点に突き当たります。 手元の地図に乗っていない分岐ですが道標が“平井峠⇒”と示していますので右に折れます。
16:50 そして50m程の所で道が交差しています。 “東峠”と書かれた標識が建てられて平井峠へは直進するように示されていますので真っ直ぐ進みます。
16:55 - 17:07 さらに200m程樹林帯の道を歩きますと送電鉄塔の下に出ますので、ここでも休憩を挟みます。
17:09 鉄塔を過ぎると急坂の下りが待ちかまえていますが、手入れが行き届いていますので散らばっている小石などを踏んで転ぶことはありません。
17:13 下りきったところでT字状の平井峠分岐に着きます。 真っ直ぐ行けば平井峠、右を採れば孝子駅ですのでこの分岐を右に折れます。
17:15 道は3m程の広さですが沢山の小石が散らばって非常に歩き難い道を緩やかに下ります。
17:19 目の前に田園風景が拡がってきますと林道に合流しますが、すぐ右横には自然石に掘られた道標が古くから利用されていた道である事をさりげなく教えてくれます。
※左の画像は林道との合流点で「札立山」への登山口です。
17:24 やがて右手後方から“逢帰ダム”への舗装路が合流してきます。
17:32 上孝子集落を右手に見て鳥花(とりはな)橋を渡ると一気に前方が開けます。 この時間ですので暑さも和らぎましたのでのどかな景色を眺めて歩きます。
17:43 二つ目の橋、“そのみや(園宮?)橋”をやり過ごしますと前方に南海電鉄の架線が見えてきます

ダラダラ続いた道から解放されて、やっと辿り着いた踏切近くの自販機(一カ所しかない?)でよく冷えた飲み物を買って一気に飲み干すメンバーもいるほど、今日も気持ちよくバテろ事が出来ました。

17:48 スタートから約7時間30分、予定より1時間30分遅れで今日も無事にゴールの孝子駅に到着し、今回のハイクは終わり、後は岸和田で途中下車して汗を流してお楽しみの反省会で気分爽快・・・・でした。
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