倉垣 〜 歌垣山〜能勢妙見山(660.1m) 〜 初谷
コース概念図 コース断面図
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2004年05月22日 (土曜日)曇り メンバー:3名
歩行距離 15.9q/歩行時間 5時間53分 (休憩時間 1時間26分) 所要時間 7時間19分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:29 能勢電“妙見口”駅から阪急バスに揺られて30分程で歌垣山登山口に到着し、蒸し暑い曇り空の下でスタート前の準備をします。
10:30 国道477号線を挟んでバス停の向かいにある舗装された2m程の道路の入り口から“大阪環状自然歩道”をスタートします。

※登山口の右手には 「摂津歌垣山登り口」 と掘られた石標が建っています。

10:40 バス停からのんびりと10分も歩けば舗装された道路が終わり、快適な砂利道に変わります。
10:41 コースはすぐの所にある小さな橋を渡って流れに沿った右岸の静かな樹林帯を緩やかに登ってゆきます。
10:42 緩く左に曲がるところに石灯籠と小さな祠があります。

※このことからも昔からよく利用された道であることが充分伺えます。

10:44 続いて川の左岸に渡って、車止めの杭を通り過ぎればすぐ右岸に渡り返します。
10:46 やがてごく最近になって倒れたと思われる倒木に進路を妨げられますので、右から乗り越えるか左を潜って通ります。
10:53 右に沿うように流れている川の源流と思われるところで水場をやり過ごし、少し行けば距離は短いのですが急な丸木の階段が現れます。
10:59 すぐにまた緩やかな明るく広い谷筋を登ることになります。
11:11 再び丸木の階段が現れますのでここを登り切れば北峰と南峰を結ぶ尾根のコルに出ますが、ここでは一旦北峰によるため左へ進みます。
11:12 左へ進むとすぐに分岐が現れますのでここは右に曲がります。
11:14 曲がってすぐのところで“歌垣山公園”の標柱が出迎えてくれます。
11:15 ※北峰の山頂にはロッジ風の小屋が建っていますが標識もなく鍵がかけられていますので森林整備作業用の小屋かも知れません。

またその昔、 北峰を「男山」・南峰(通称「歌垣山」)を「女山」と呼んでいた と説明板に書かれています。

11:18 - 11:30 ※すぐ横には治暦4(1068)年に大江匡房郷がこの地を訪れたときに詠んだと言われる歌碑が建っています。また傍には歌垣山の謂われが書かれた説明板があり、概ね以下のように書かれています。
昔、未婚の若者は定められた日に山の頂などに集まり即興の歌を交わし、結婚の相手を決めました。これを“歌垣”といいました。・・・(中略)・・・ここ男山山頂の歌碑には
くらかきの 里に波よる秋の田は としなかひこの 稲にぞありける  匡房
と刻まれています。・・・(以下省略)」
11:35 - 11:40 北峰で“旧き佳き時代”のロマンに想いを巡らした後、先程のコルまで戻って更に南峰(歌垣山 553.5m)山頂に登り返します。

※南峰山頂には大理石に縁取られた二等三角点が埋められています。

※また山頂にある木で組まれた5m程の展望台からは六甲や北摂の山並みを眺めることが出来るとの事ですが、今日はあいにくの曇り空に濃い霞みがかかり残念ながら遠望を楽しむ事が出来ません。
11:42 「歌垣山」を充分楽しんだら山頂から南西方向への“大阪環状自然歩道”を堀越峠目指して下り始めます。
11:52 コースは1m幅のよく踏まれた樹木帯を進みますが、歩くに従って樹木の間に張り巡らされた蜘蛛の巣が顔や衣服にまつわりつきます。 やがて10分も歩いた頃勾配も急になり、丸木で仕切られた階段道を下る事になります。
12:03 右下の木の間越しに電柱や車道が見えだしてくると階段道のコースは左へ下るようになり、府道732号線に合流すれば“堀越峠”に降り立ちます。
12:03 ここからは右(=西方向)に20m程舗装道路を登ります。
12:05 ここで道標に従って左へ分岐し、舗装された“大阪環状自然歩道”を南に進みます。
12:10 両側を、立ち並ぶ杉や檜に挟まれた舗装路を緩やかに登ります。
12:17 分岐から10分も歩いた頃再びY字形の分岐が現れますので、道標に従って右方向へのルートを進みます。
12:25 やがて舗装が切れて砂利道に変わり、道の右側に手摺りのようにクサリが固定されたところまで来ると急勾配の坂道を登るようになります。
12:31 右へ直角に曲がるところに車止めの柵が現れます。 峠になっていて柵を抜けて真っ直ぐ行くと“野間大原”を経て妙見山へ続きますが、妙見奥之院をピストンするため一旦右への広い砂利道を登ります。
12:36 少し行くとY字状の分岐が現れますが、道標の指示に従って中腹を巻く左の道へ入ります。
12:39 やがて墓石のような石柱が並ぶ平坦な場所に右への階段を上る分岐が現れますので、この石段を登ります。

※ここを直進すると真如寺を経て“奥之院”バス停に続きます。

12:40 石段を登りきると“妙見奥之院”の境内にたどり着きます。
12:42 “社務所”で境内で食事が出来ることを確認した後石畳の上を進んで境内を右から回り込んで、“奥之院”の裏山に上がります。
12:43 - 13:26 境内の裏手にある山頂には鐘楼や“八大竜王”の石碑が祀られています。 今回は受付で許可を戴きましたので“八大竜王”の石碑の前での昼食タイムです。
13:31 昼食後は“奥之院”へ立ち寄る前に通った峠まで戻ります。
13:32 峠の分岐では右側にある車止めの柵を抜けて、“野間大原”方面へ丸木で仕切られた階段を下ってゆきます。
13:42 10分近く坂道を下ればこちら側にも車止めの柵が設置されていますので、これを通り抜けてゆきます。
13:47 さらに広い砂利道を5分程歩くと、橋を渡って樹林帯を登ってゆく道が右に分かれます。

※地図を調べても右への分岐道は記載されていませんので行き着く先を知ることが出来ませんが、おそらく野間神社の辺りで国道477号線に繋がっているのでは・・・・

13:52 道なりに5分も歩けば真新しい“林道整備拠点小屋”の前を通り過ぎます。
13:54 - 13:55 すぐ右手に“今谷池”が現れますのでちょっと立ち寄ってみます。
14:03 ほとんど水平に伸びる道をすすみ、やがて“野間大原”の北側を東西に走る舗装道路を真っ直ぐ横断します。
14:09 この辺りまで来ると大勢の人が犬を散歩に連れ歩いている光景が眼に止まりますが、すぐ近くにある“非営利活動集団ARK(アニマル・レフコージ関西)”の施設を右手に見て真っ直ぐ進みます。

※ARKの説明板には虐待を受けたり捨てられたペットを集めて集合飼育しているボランティア集団と記述されています。

14:22 “野間大原”集落の南を東西に走る舗装道路が現れますので、道標に従ってここでも直進して横切ります。
14:28 山際の樹林を縫うように進んでゆくと石の鳥居が現れ、その向こう側には府道4号線が見えてきます。
14:29 石の鳥居を潜って府道4号線に合流したところで道路の端を自動車に注意しながら左(=東)方向に歩きます。

※左の画像は府道から歩いてきた方向を振り返ったところです。

14:36 府道がヘアピン状に左へ曲がるところで道標に従って右の“大阪環状自然歩道”へ分岐し、次の目的地“本瀧寺”を目指します。
14:39 2〜3分歩くと太い道が右に曲がって行きますが、惑わされないように道標通り細い道を直進します。
14:42 すぐに“本瀧寺”への長い急な石段の下に着きますので、周りの景色を楽しみながらゆっくり階段を登ります。
14:51 やがて舗装された道路に出ますので、正面の石鳥居を潜れば“本瀧寺境内”に到着します。
14:54 - 15:02 ここで参拝を兼ねて休憩を摂ります。
15:11 鳥居まで戻って右の階段を上り急な山道を登ってゆくと、右手に昔ながらの旅籠“まるや旅館”の軒下を通り抜けます。
15:36 ここまで来るといよいよ能勢妙見山への最後の急坂を残すのみとなります。 30分近く登ると前方に石標が見えてきます。 今回の最高地点“妙見山”山頂まであと一息です!
15:38 - 15:53 やがて平坦な広場に到着するとまず最初に迎えてくれるのは古びた旅籠です。
目の前に伸びる石畳の道を真っ直ぐ進んでゆくと大きな2本のご神木が立つ妙見宮本殿の前にたどり着きます。
本殿の前を通って表側に建つ“星嶺”の裏から「能勢妙見山(660m)」山頂へ向かいます。

※山頂には四等三角点が埋められています。

16:00 下山は妙見宮の北側から清滝へ続く緩やかな階段を下って行きます。
16:07 鳥居を潜るとすぐに急坂の下りになりますので足下に注意しながら歩くとやがて車道と交差しますので、車道を横切ってふたたびに山道を下ります。
16:10 2〜3分でまた車道に合流しますので、ここからは暫く車道の端を注意して歩くことになります。
16:15 車道を5分程歩くと三差路に着きます。 ここが“清滝”ですので右の道路を10m程進みます。
16:16 すぐ右手に道標が現れますので、道標に従って右下への“初谷コース”を下ります。
16:20 コースはよく踏まれた砂利道ですが前日まで降り続いた雨の影響でしょうか、路面は水に浸したようなビチャビチャの状態ですので水の少ないところを選びながら歩きます。
16:25 やがて川の中に道がある様な沢の中を飛び石づたいで進みます。
16:35 所々で沢からはずれますが、すぐに沢の中を歩くコースになってしまいます。
17:05 分岐から50分近く歩いたところでやっと沢歩き(?)から解放されますが、崖崩れでガレた箇所も現れますのであまり景色を楽しんでばかりはいられません。
17:34 案内書には1時間と記述されていましたが、やっと平地の“奥橋”にたどり着いた時点で分岐から既に1時間20分を費やしてしまいました。 ここからは舗装された広い道をゴールまで歩くことになります。
17:50 右手の山並みが途絶えたらコースは右に大きく曲がって、やがてゴールの妙見口駅に着き今回のハイクは無事に終わりました。
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