曽爾村役場前 〜 古光山(952.7m)〜後古光山 〜 太良路
コース概念図 コース断面図
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2004年04月24日 (土曜日)晴れ メンバー:4名
歩行距離 12.5q/歩行時間 5時間05分 (休憩時間 1時間18分) 所要時間 6時間13分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:47 曾爾村役場前でバスを降りてまずは出発準備が出来たところでバス道を20m程戻り、広いT字路を右に折れてすぐに曾爾川に架かる漆部(ぬるべ)橋を渡ります。
後を振り向くと鎧岳・兜岳の急峻な山容が見下ろすように聳えています。
10:03 舗装された広い車道を進み、次の分岐では“老人福祉センター”への旧道を歩いて行くとやがて塩井集落が現れます。 先程の新道と合流して“塩井橋”を渡ると少し勾配が増してきますが、依然として道は広くウンザリするような舗装道路が続きます。
10:16 暫くすると両側に樹林が現れ、緩やかに静かな林道を登って行きます。
11:00 - 11:08 何度も曲がりくねって樹林帯を進んで行くと突然木立が切れて空が広がってくればふきあげ斎場のある“大峠”に到着しますので、ここで最初の休憩を摂ります。
11:16 道標に従って斎場手前の階段(「古光山」への登山口)から南陵への尾根を目指して登り始めます。 最初はなだらかな樹林帯を歩きますが、樹林帯を過ぎればコースはクマザサの中を急勾配で直登する道となり、高度を一気に稼ぐことになります。
11:19 振り向くと先程の“大峠”は既に遙か下の樹林に埋もれて見ることが出来ません。 また後方遠景には「高見山」の尖峰が目に付くようになります。
11:31 一旦勾配が緩やかになると、斎場から登ってくる旧コースと合流します。 しばらくはやや緩やかなユリ道状を登ります。
11:36 やがてコースは南陵の尾根筋を登るようになってくると、前方に第X峰(南峰)を見上げながら進みます。
11:40 第X峰(南峰)が迫ってくると岩混じりの急坂道を登るようになります。
11:44 再び勾配が緩やかになると一面のススキ原の中をすすみ、いよいよ第X峰(南峰)への最後の登りに備えます。
11:54 - 11:58 ススキが途切れて木立が見えてくるとピークの直下ですので、ここでもう一踏張りして古光山の最高峰「第X峰(南峰 960m)」のピークを踏みます。
ピークからの眺望は素晴らしく、西側には鎧岳・兜岳をはじめ屏風岩・住塚山方面も一望できます。
※また北側にはこれから行く「後古光山」と背景には倶留尊山・二本ボソ・亀山が望め、遠方には尼ガ岳(伊賀富士)や大洞山が大らかな山容を見せてくれます。
12:04 山頂で充分景色を堪能したら一旦小さく下って、すぐ北側にある岩峰の「第W峰」を右手から登ります。
12:12 ほとんどアップダウンもなく「第V峰」を越えると、第U峰とのコルへの急勾配を木の根を足場にして階段状に下ります。
12:20 - 12:57 コルから登り返すとすぐ「第U峰」に着きますので、ほとんど平坦な道を進むと「第T峰(古光山 952.7m)」に着きます。

※ここでお待ちかねの食事休憩を挟みます。

※案内書では、最高峰の第X峰(南峰)ではなく北端に位置する第T峰を一般的に「古光山」と呼んでいるとの事で、ここには三等三角点が埋められています。 また案内書には別名「ヌルベ山」とも呼ばれるとの記述があります。
※山頂から北側には“曾爾高原”と背後の倶留尊山や亀山がクッキリと見ることが出来ます。 右手すぐ前方にはこれから登り返す「後古光山」と、背景の「大洞山」や「尼ガ岳」が堂々とした姿を見せています。
13:06 「後古光山」方面への下りは、三角点から5m程戻ったところから道標に従って左下へ急勾配の道を下ります。 まず手始めは木に掴まったり木の根を階段代わりにして急坂の斜面を滑らないよう注意して下ります。
13:15 次には固定されたロープに頼りながら岩場を下降します。 この辺で充分にスリルを楽しみながら難所をクリアします。
13:21 やがて平坦な樹林の道に降りたつとすぐに「フカタワ」のコルに到着です。

※ココには右手(東側)から御杖菅野への道が、左手(西側)から太良路への道が交差しています。

13:24 「フカタワ」を真っ直ぐ突っ切ってしばらくは緩やかに樹林帯の中を登ります。
13:28 遂に今回のクライマックス、ロープに荷物が引っ掛からないよう細心の注意をしながら、複雑に張り巡らされたロープを操作(?)しながら急峻な岩場をよじ登ります。
13:45 - 14:08 ロープが左側の1本だけになると山頂が近くなります。 少し勾配が緩やかになってくれば後古光山(892m)のピークに登り着き、素晴らしい眺望を楽しみながら足を休ませます。
14:04 山頂でゆっくり展望を楽しんだ後は50cm幅の急坂を下ります。 5分程で樹林帯の整備された木の階段を下るようになりますが、数分で緩やかな地道に変わります。
14:19 地道をノンビリ進んで行くと右手から“展望広場”からの道が合流してきます。

※合流地点から振り返った画像ですので、右の道が我々が下ってきた下山コースで左が展望広場からのコースです。

14:25 4〜5分で右に“村道”が分かれますので散策を兼ねて右に入ってみます。 道なりに進んで行くと道がだんだん細くなってゆき、ササの中を踏跡頼りにかき分けてゆくと突然ササ原の中に“これ何の木園”と書かれた道標が現れます。

※ササとススキに覆われた草原(?)の中に小さな木があるだけの風景ですので、実態を理解出来ないまま退散します。

14:33 先程分かれた左の尾根道まで登り“長尾峠”めざして歩いて行くと、ススキの切れ目から左下に赤い屋根の小屋(四阿)が見えてきます。

※案内書などには“休憩小屋”と書かれています。

14:38 いよいよ今回のハイクも終わりに近付いて周囲の山並みが高く見え出してくる頃、杉の植林帯を木の階段下りが待っています。
14:43 - 14:44 階段が終わって杉の植林帯を抜け出ると“長尾峠”に飛び出します。
14:47 本来はここから太良路バス停に直接向う予定でしたが、せっかくだから「亀山」からの眺望も楽しみたくなって“長尾峠”を突っ切ります。
14:56 「亀山」方面への階段道に取り付いて途中まで登りますが、どうしてもバスの時刻が気になって来ますので結局「亀山」を断念して階段を戻り西への道を歩いて曾爾高原への林道に合流します。
15:05 林道が大きく右へ曲がると「曾爾高原(お亀池)」への道標に従って右に緩く登り“お亀池”畔に着きます。

ここから見る亀山〜倶留尊山の稜線は青空に映えて美しい曲線を描いています。

15:38 高原の景色をゆっくり楽しんだ後は、“曾爾少年自然の家”の前を通って“曾爾高原バス停”に立ち寄って念のためバスの時刻を確かめます。
数分前に発車したようですのでさらに“太良路”まで歩く事とします。 しばらく“ハイキングコース”を歩き車道に合流したところにある“曾爾高原ファームガーデン”に立ち寄ってみます。
15:59 美味しい地ビールで乾杯と行きたいところですが、ここでもバスの時刻が気になりますので後ろ髪を引かれる思いでバス停に向かいます。 太良路川沿いに舗装道路を下って行くと青蓮寺川との合流点で“太良路公民館”の前に出ますので右に折れます。
16:06 青蓮寺川沿いに北へ歩いて行くとやがて“太良路橋”で青蓮寺川を渡って県道81号線を100m程右に進むと、今回のゴール“太良路バス停”に辿り着きます。
バスの時刻まで10分程ありますのですぐ近くの天王神社前の天王杉(高さ30m 太さ6mの曾爾村天然記念物)を見上げているうちに、バスが到着しましたので改めてバス停からの景観を見渡してからバスに乗り込み、今回の“古光山ハイク”は無事終わりました。
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