側川渓谷 〜 槇尾山(601m) 〜 施福寺
コース概念図 側川バス停 側川集落 出合橋 船底分岐点 人智開明ノ滝 清水ノ滝 槙尾山 蔵岩 施福寺境内 弁財天満願滝 槙尾山バス停 コース断面図
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2004年3月27日 (土曜日)晴れ メンバー:4名
歩行距離 8.7q/歩行時間 3時間43分 (休憩時間 1時間50分) 所要時間 5時間33分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
10:00 側川バス停で南海バスを下車、準備が整ったところでスタートです。 まずは20m程バス道を戻ります。
10:01 すぐ右手に見える橋を渡り“側川”集落目指して舗装された広い道を進みます。
10:14 時々通る自動車に注意しながら道なりに進み、やがて集落の途切れる辺り(“石亭”前)で舗装路も一旦終ります。
10:27 緩やかな登りを快調に歩いて行くと谷筋も狭まり、両側の山並みも迫ってきます。
10:34 やがて“ワラビカス谷”との出合で、右手の“出合橋”を渡って側川林道が大きく離れて行きます。
10:38 コースはここから砂利道に変わりますが、相変わらず歩きやすい道を緩やかに登って行くと、途中で8m程の滝が左手に現れます。
10:55 - 11:06 スタートから約1時間で林道の終点“船底分岐”に着きます。 ここは十字路になっていて左は五ツ辻方面へ/右は千本杉峠へと続いています。
※ここからいよいよ核心部、“側川渓谷”の山道に変わりますので足を充分休ませます。
11:10 4〜5分も歩けば、左に“五ツ辻”への分岐が分かれます。
11:11 すぐの丸木組の橋を渡り、このコースで初めて左岸を歩くことになります。
11:12 緩やかに左カーブすると“人智開明ノ滝”が左手に見えてきます。

※この滝は落差5m程の滝ですが水量が多く、それなりに迫力のある滝です。

11:15 滝を大きく回り込むように左へ曲がると再び飛び石伝いで右岸に渡ります。
11:18 ここより上流はいよいよ渓谷らしくなり、深く切れ込む谷筋と両側から迫ってくる岩壁のゴルジュ帯を見やりながらの歩行になります。
11:19 ゴルジュ帯を右岸から高巻くためにロープが固定された15m程の岩場を注意して乗り越えます。
11:20 今度は同じようにロープの固定された岩場を沢まで慎重に下ります。
11:22 再びロープ伝いに岩の多い急な傾斜を登って行きます。
11:25 “清水ノ滝”が近付くと、右下に側川本谷の渓流を見やりながら右下がりの岩場道をロープに従って登り、やがて上を通る(五ツ辻からの?)巻き道に合流します。
11:28 ここまで来ると前方の木立の間から、ゴーという滝の流れ落ちる音が厭でも耳に入ってきます。 足下に充分注意しながらロープの張られた岩肌を少しずつ右下に降って行きます。
11:29 10m程下れば“清水ノ滝”の滝壺ですので、ここは慌てることなく景色も楽しみながらゆっくりと岩肌を下ります。
11:30 - 11:38 4段40mと言われる“清水の滝”の上部は樹林に隠れ滝壺から望むことが出来ませんが、この時は水量が多くカメラのレンズに細かい飛沫がかかります。
11:39 マイナスイオンを充分浴びた後は岩肌を先程の巻き道まで戻ります。
11:40 後で判ったことですが、巻き道をそのまま辿れば“五ツ辻”を経由して“トラ尾”に取り付けたようですが、今回は巻き道を横切りさらにロープに誘導され“トラ尾”目指して露岩帯を登ります。
11:45 やがてコースは岩場を抜け、所々にロープも固定された急な樹林帯の山道を進むことになります。
11:52 登り切ったところがコル状の尾根で、ルートはコルを横切る道と尾根沿いの道がクロスしていますが、左手には丸太組の休憩ベンチが置かれています。

※ここでコルを横切って真っ直ぐ行くと“根来谷”、ベンチのある左を下ると“五ツ辻”、右は我々がこれから向かう“槙尾山最高峰”方面です。

11:58 コルからは右のルートを採り、細い道ですがよく踏まれた“トラ尾”と呼ばれる尾根をニッポウ原目指して登ります。
12:00 “トラ尾”を登り切ると緩やかな山道が続きます。
12:12 広々とした明るい樹林帯が続く“ニッポウ原”を快適に歩きます。
12:17 樹林帯の切れ目で“十五丁石地蔵”を経て“桧原越え”へのルートが右手に分岐します。
12:23 左の道を緩やかに進んで行くとコル状の場所に出ます。 手元の地図には載っていませんがここにも分岐があり、直進は“槙尾山バス停”/右折は“槙尾山(施福寺)”の案内板があります。
12:24 そろそろ腹も空いてきましたが、昼食は「蔵岩」で採ることを確認してこの分岐を右に曲がります。

※困ったことに、こんなところに古いバイクが数台捨てられています。

12:27 途中、U字形に抉れたところもありますが全体的には1m幅の緩やかな登りを進みます。
12:30 快適な登りも、このコースでの最高点(標高625m付近?)を境に緩やかな下りにかわります。

※ここから「槙尾山最高峰」へは約25m下る計算になります。

12:33 やがて右に丸木で区切られた階段道が現れます。

※これが“西国巡礼旧道”で、“十五丁石地蔵”〜“桧原越え”〜“三国山”へ続いています。

12:40 緩やかな登りになると、左手の尾根筋に“←蔵岩”と書かれた小さな板が木に貼り付けられていますので、見落とさないようにここで左の細い尾根道に分岐します。
12:43 尾根道に取り付いてすぐに「捨身ガ岳(578m)」を通過します。
12:50 緩やかなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げて行き、途中でゲートのようなV字形の岩の間を通り抜けます。
12:55 さらに尾根道を道なりに進むと「槙尾山最高峰(601m)」に着きますが、案内書等に紹介されている通り見晴らしはほとんどききません。
真っ直ぐ前方には“←蔵岩”の案内板がありますので、それに従ってやや左の樹間の細い急坂を下ります。
13:05 - 13:58 5〜6分も下れば目の前に大きな「蔵岩」が見えてきますので、足下に気を付けて岩の上まで上がりお楽しみの昼食タイムですが、蔵岩からの眺望は素晴らしく
この日は少し霞がかかっていましたがそれでも特徴のある岩湧山のおおらかな山容が印象的でした。
穏やかに晴れた岩の上での昼食タイムは、他にもくつろぐパーティーの人も交えて贅沢で和やかな一時を過ごします。
岩の西壁ではクライミングを楽しむパーティーにも出会いました。
13:59 下りは北側の急坂から樹林帯を歩きます。
14:00 下り始めてすぐ、うっかりすると見落としそうな分岐がありますので右のルートを採り“施福寺”目指して樹間の急坂を下ります。

※直進すると“槙尾山バス停”への近道です。

14:05 急な下りですが、張り巡らされた木の根を階段代わりにゆっくりと下降します。
14:09 谷筋へ降り立つとコンクリートで固められた貯水池(?)のような施設が目に付きますが、蓋がかぶせられていますので中身を知ることが出来ません。
14:17 谷筋を左に下ってゆくと“施福寺”の境内にある廃屋(?)の裏に出ますので、横を通って廃屋の下部から石段を少し上がり左へ回り込むように歩きます。
14:22 - 14:44 すぐに施福寺本殿前の売店に着きます。

※売店の前の広場からは「岩湧山」と「編笠山」、少し左に「一徳防山」がそれぞれ特徴のある姿を見ることが出来ます。

14:46 バスの待ち時間を調整したところでそろそろ下山体制に入ります。
14:48 ※“弘法大師御剃髪所跡”の裏には先程下ってきた廃屋(?)が侘びしく佇んでいます。
15:06 長い階段を下りきったところで山門を潜り、“槙尾山バス停”がある舗装道路に出ます。
15:17 - 15:30 バスの発車時刻まで少し時間もありますので“満願滝弁財天”に立ち寄って最後の時間調整です。
※奥には聳える岩壁に囲まれて“弁財天”と祠がひっそりと祀られています。 左の岩壁には落差が40mはあると思われる満願滝が白い布を垂らしたように静かに伝い落ちています。
15:33 そろそろバスの発車時刻になりましたので、今回のゴール“槇尾山バス停”まで下ってバスに乗り込むとほとんど待ち時間無くバスが出ます。
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