岩梯子 〜 鷹尾山・荒地山(549m) 〜 奥高座
コース概念図 コース断面図
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2003年08月23日 (土曜日)晴れ メンバー:8名
歩行距離 10.3q/歩行時間 5時間50分 (休憩時間 1時間54分) 所要時間 7時間38分
《レポート画像》
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到着 - 出発 《ルートポイントのあらまし》
09:34 今回も8人の参加があるという事で全員が揃うのを待ちながら近況など話していると
09:37 次第にメンバーも増えて全員の元気な顔が揃ったところで装備の最終チェックをしてスタート体制に入ります
09:39 青空の広がる阪急・芦屋川駅前広場の気温は既に32℃を示していますので、耐暑訓練にはうってつけですがメンバーの準備している水分量に不安を感じながら予定通り高原を想わせる「東お多福山」を目指して
09:40 なるべく日陰を伝って北へ足を進めます
09:42 すぐ開森橋交差点で車道に飛び出すとほとんど日陰は期待できませんので、なるべくスタミナが消耗しないようユックリとしたペースで芦屋川右岸沿いを伝い
09:43 “高座の滝道”と書かれた標柱を見やり
09:45 大僧橋の架かる高座川を渡って山芦屋の閑静な高級住宅地に足を踏み入れます
09:50 5分程で着く左角に道標の打たれた辻では道標通り左へ辿ると住宅地も少しずつ疎らになり
09:55 次の道標が打たれた辻では会下山(えげやま)遺跡への道を左に見て右折すると、数十メートルで次の道標が現れて城山(鷹尾山)への分岐出ある事を教えてくれますのでここも右折します
09:58 舗装された林道?を3分も進むと城山(鷹尾山)登山口ですので車止めのゲートを抜けて登山道に足を進める事になりますが
10:04 - 10:09 ここに着くまで直射日光に晒されて焼け付いた舗装路を辿った影響もあり体感温度は35〜6℃程でしょうか
途中何度も水分を補給した事もあって、吹き出す汗でどんどんスタミナを放出していますので適当な木陰を陣取って1回目の休憩を採ります
10:19 - 10:21 何とか汗も曳き急なジグザグを登り詰めて尾根尻に出たところで2回目の休憩を挟み、眼下に横たわる六甲大橋で少しの涼しさを求めて
10:32 - 10:41 さらに15分程暑さに喘ぎながらやっとの事で一区切りとなる城山<鷹尾山>(263m)を踏んでホッとした一時を過ごしますが、西に見えるロックガーデンや風吹岩でさえあんなに遠く見えますので東お多福山までの行程を考えると気が遠くなりそうです
10:43 足を休めた後は平坦な尾根道を伝いますのでスタミナを徐々に取り戻しながら荒地山へ向かうと
10:51 鞍部に着きますが、ここには道標の打たれた分岐があって左に高座の滝手前に下る道を分けて右に続く尾根道を登り返す事になります
10:53 岩稜の出迎えを受けると荒地山の南陵に取り付いた事に納得出来ますが
11:00 送電鉄塔(#36)の建てられた地形図上の327m独標を過ぎると
11:17 15分程で奥高座への道を左に見やりますが
11:20 - 11:31 次の送電鉄塔を見上げる尾根尻まで足を運び上げたところで少し長目に腰を下ろして足を休めます
11:45 - 11:48 汗も曳いたようですので再び急な尾根道を15分程伝いますが、送電鉄塔(#44)に登り着く頃には溜まった疲労と大きく減ったスタミナを補うために少し立ち休憩で水分を採って
11:54 緩やかな起伏が続く見晴らしの利かない尾根道から
12:16 急傾斜の山肌に差し掛かると巨岩が散らばる歩きにくい山道に変わりますので
12:16 - 13:04 岩梯子直下で狭い木陰を探して汗と疲れを和らげながらの昼食タイムを楽しみます
13:06 足の疲れが少し回復した食後は、すぐ横で待ちかねていた岩梯子へ取り付くところからのスタートですのでいよいよ手の出番ということになり、足への負担は大幅に軽減されますが岩場歩きが初体験というウオさんなどは極度の緊張感を持って岩壁に挑戦です
13:12 ロープの助けを借りて何とか登り切った岩梯子の次は七右衛門ーへ伝う一枚岩の橋を四つん這いで通過すると
13:14 狭い岩の隙間を潜り抜ける七右衛門ーが最後に待ち構えていますのでザックを肩から外してやっとの思いで通り過ぎる事が出来てホッと一息・・・・
13:21 あとは巨岩を縫って最後の踏ん張りで足を運び上げると
13:26 - 13:29 目の前に見事な大観望が開けるテラス状の大岩に登り着いた時、今までの疲れも一瞬に吹っ飛んでしまいます

※テラスから、今辿ってきたルートを指で追いながら思い思いに感動している様子は一入です

13:32 そして岩場の締めくくりとして山頂部への入口となる手製の梯子乗り越える
13:51 山頂部のササに覆われた緩やかな傾斜地を伝う事になり、右手から登ってくる芦屋ゲートからの道を併せると
13:54 - 14:11 すぐに小さな広場になった荒地山(549m)山頂に到着します

初めて体験した岩登りや巨岩の間をすり抜けて楽しかったワンパク時代を想い出したようで、暫くはその話で盛り上がりますが落ち着いたところで全員集合の記念写真を・・・

14:04 ユッタリと過ごした貸し切りの山頂を後にする事としますが、計画していた時間を大きく遅れてしまいましたので目的地の「東お多福山」を断念して、風吹岩からロックガーデンを下る事でメンバーの了承を得ますが・・・
14:18 準備の出来たメンバーは少しでも速く下山したくなったのでしょう・・・
メンバーは次々にザックを担いで歩き出し、最後の私が準備完了した時には既に殆どのメンバーが西への急坂を下っているので「コースが違う!」と声を掛けますが「今更戻れない」との声を残してドンドン下って行くので、仕方なく黒岩に見送られて私も後を追う事にします
14:27 - 14:34 10分近く下って行くと先行メンバーから「滝の上に出て降りられへんわ」との泣き言が聞こえますが、どうやら奥高座の滝上部に着いたようなので「左か右に捲き道があるやろう?」というと左への捲き道を見つけたようで、話し声は左へ移動して行きます
15:00 捲き道を伝い足場の悪い岩ガレ道を下ると奥高座の滝手前の沢に降り着きますが、用意していた飲み水が殆ど空っぽなのでとにかく沢の水で喉を潤して下流方向を見上げると左手に「キャッスルウォール」が聳えるように迫って来ます
15:06 - 15:15 ここからは忠実に高座谷に沿って下流へ伝いますが
15:18 やがて支谷との出合に着くと岩ガレの散乱するゴーロ帯を通過する事になり、不安定な浮き石に注意を払いながら慎重に下ると
15:21 目の前に衝立のように立ち塞がる荒地山第三砂防堰堤が進路を遮ります
10:20 六甲名物とは言え、その巨大さに圧倒されながら右手(=右岸)から捲いて乗り越えると一面に土砂が敷き詰められて広く水が流れている堰堤に出るので飛び石伝いで右岸へ・・・
15:38 さらに下流に向かうとすぐ次の堰堤が待っていますが、この堰堤も一面が土砂に埋もれて平坦な砂地になっていますので引き続き右岸を伝うと
15:52 右手の斜面を緩やかに登りだしたところで、やっと公設道標がお目見えして間違いなく高座の滝に近づいている事を確信します
15:52 やがてロックガーデンの表玄関で中央稜に合流し、
15:54 石段を下ると地獄谷ルートを併せて
15:54 - 15:57 小さな祠と日本で最初にロッククライミングを目的とした山岳会(RCC)の創設者である藤木九三氏のレリーフが打たれた高座の滝に下り着きます
16:26 ここからは高座川沿いの舗装道路をひたすら辿りますが、やや脱水症状気味のメンバーには相当堪えるようで心持ち口数が少なく感じます
16:31 高座の滝から30分程で往路に採った鷹尾山分岐に着き、後は往路を引き返す事になり
16:47 さらに15分程でスタート地点の阪急・芦屋川駅に着きますが、せめて汗だけでも流して反省会に臨みたいので少し足を伸ばす事にします
17:21 疲れた足には少し苦痛ですが汐凪橋手前の呉川町まで頑張って貰いあしや温泉で今日一日の汗を流して反省会で仕上げました
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